2011/9/18
路地から“シャンシャン”と鈴の音が響く、
秋祭りの季節です。
今年は、お天気も良く十五夜を迎えることができ
そろそろ秋が深まるはずなのに、連日の猛暑。
皆さま、「秋バテ」などで体調を崩していらっしゃいませんか。
おかみは、今が旬の秋野菜をしっかり食べるようにして
「秋バテ」予防を心がけています。
東京は、まだ夏の余韻の残る9月の初旬にあちこちで
秋祭りが開催されることが多いですね。
子供獅子の掛け声を耳にしたり、お宮などで
お神輿などもよくみかけます。
私の育った愛知の西部・津島神社の門前町では、
夏は、厄病除けのお祭り・川祭りがあり、
秋は、山車からくりが繰り出す秋祭りがありと
季節ごとに神社の華やかな祭礼があり
幼いころから、それぞれのお囃子の音で
季節の移り変わりを感じたものでした。
学校の運動会とか遠足の記憶よりも、おかみにとっての
季節の記憶は、やはり太鼓や笛の音でしょうか。
音の記憶というものは、不思議なものです。
とはいえ、私たちの子供のころは、
神聖なお祭りに関われるのは、男の子だけだったので
周りで見ているだけだったのですが、近頃は、
少子化で女の子も参加しないと運営できないような
事態になっているようです。
今回は、そんな少子化のなか、郷土・津島で
私の友人Yさんが織田信長の時代から続き、
愛知県の無形民俗文化財にもなっている「くつわ踊」を
復活させるために活動をしているのでご紹介。
http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201008260015.html
「くつわ踊」は雨ごいの舞として、「四季の掛かり」という
謡と太鼓に合わせ、馬の手綱を首にかけ轡(くつわ)を
手でたたく「くつわ」、銭(ぜに)太鼓を鳴らす「豆ひろい」、
ふくさを垂らした朱傘を手にした「傘」の4人が一組で踊るそうです。
『農機具を楽器にして踊る』庶民の楽しみだったのでしょう。
この「くつわ踊」は、10月1日、2日の尾張津島秋祭りでご覧いただけます。
是非、お出かけください。
詳しくは、http://www.npo-tsushima.org/omatsuri/akimatsuri/index.html
By おかみ@堀田 正子