2013/4/21

筍前線も足止め? 百穀春雨のはずが冬の雨に・・・

穀雨のころ(今年は4月20日)に降る雨を「百穀を潤し芽を出させる春雨」として、「百穀春雨」といわれています。穀雨のころは、種まきなどを始めるのに適した時期なので、昔から農作業の目安とされていました。ところが今年の穀雨は、冬に逆戻りです。雪が降ったり、霜が降りたりと日本中の農家さんが大変です。とはいえ、人が何の手当もできないのがお天気。どうか明日からは、いつも通りになって欲しいものです。
そんな寒い穀雨のなか、静岡・沼津の西浦・重須地区へ行ってきました。CSR活動を農業でしたいというN社さんとこのエリアに関わるようになって4年目となります。N社さんのCSR活動と浜松の鳥居食品さんの協力によってみかんを活用し商品開発した第2弾のお披露目会でした。完熟みかんの果汁を昔ながらの静置醸造でお酢にし、仕上げに摘果の青みかん果汁とブレンドして仕上げたみかん酢です。
2年前に開発した第1弾は、お酢そのものを知っていただくために、何も味を加えずお酢「想酢(おもす)」(地名の重酢と大切に人の健康を想って作ったお酢という意味をかけて)として商品化。今年の第2弾は、そのお酢をもっと広く試していただくために「飲むみかん酢」としてほんのり甘味を加えて商品化しました。その名も「想酢 プラス」です。
今年は、さらに「想酢ファン」増えてくれるといいなと想っています。

そんな重須の直売所「OH!MOS(オーモス)」で珍しいレモン?を発見。その名も「レモネード」。お店の人の商品名の書き間違い?なんて思い、確認したら「レモネード」「スイートレモネード」というオレンジとレモンの交配種とのこと。果実は丸みを帯びていて、ライムのようです。味わいは、酸味が弱く糖度も高くそのまま食べて楽しむレモンでした。
沼津市西浦地区のハウスミカン農家さんが、10年ほど前から試験的に栽培し、本格的な出荷を今年の年明けから始めたそうです。生産量もまだまだ少ないうようですが、「新たな特産品に育てたい」と西浦地区のみかん農家さんたちは、考えているようです。
帰宅して早速、試食。まさに名前のごとくレモンのような爽やかな酸味とオレンジの甘味を併せ持っていて美味しかったです。「レモネード」を食べてまさに初夏が恋しくなりました。明日からは、お陽様に頑張ってもらいたいものです。

お陽さまのようなレモネード(黄色)とデコポン
お陽さまのようなレモネード(黄色)とデコポン

By おかみ@堀田 雅湖(正子)

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