2012/11/29
春から待望の甚五右ヱ門芋をようやく味わう。
いよいよ、師走がそこまできました。
少し前まで、年が明けたと喜んでいたのに
もう辰年の名残りを惜しむ季節になってしまいました。
北の各地では、本格的な寒波が到来しています。
今冬が過ごしやすい冬であれればいいのですが。。。
今春に東京でお会いし、いろいろお話をしているうちに、
どうしても食べてみたいと思ってお願いしたのですが、
「現物の芋は、次の収穫までありません」と
作り手 佐藤春樹さんに言われ、あきらめ仕方なく
次のシーズンまで待つことにした芋がありました。
それが山形・真室川の森の家・佐藤春樹さんが
おじいちゃん・おばあちゃんと大事に作り続けている
伝承野菜「甚五右ヱ門芋」です。
念願かないようやくおかみは、味わうことが出来ました。
秋になったら山形まで食べに行きたいと思いながら、
その機会もなかなか作れず、せめてお取り寄せをしてと
思いつつ、気がつけばもう貴重な芋の在庫が
なくなる時期になっていました。
駆け込みでお願いをして今日、ようやく巡りあえました。
とても可愛いイラストのダンボールに優しくパッケージされ、
しかもその中には、これまた素朴でステキなパンフレットが。
年間の作物の出荷表や「森の家」の取扱伝承野菜や
最上の食材の一覧があたたかい雰囲気のイラストで
紹介されています。野菜の作り手の心の温かさを
そのまま伝えるようなパンフレットです。
とりあえず、今宵は、お芋のパンフレットに
「きぬかつぎ」がお勧めと紹介されていたので
まずは、蒸して「きぬかつぎ」にして塩で楽しみました。
それから熱々のお芋を軽くつぶして、塩と胡麻油で
軽く味付けして柔らかい春菊の葉と合わせてサラダで。
甚五右ヱ門芋は、アツアツだとホクホクしていますが
少し冷めるとねっとりした味わいと甘さに里芋独特の
土の良い香りが楽しめました。
次は、煮物でも楽しみたいと思います。
少し寒くなると里芋のように土のなかで
大切に育てられた野菜が美味しくなります。
大地の栄養たっぷりの野菜を食べることで
体を温め、元気に寒い冬を乗り切りましょう。
By おかみ@堀田 雅湖(正子)