2012/1/21
日本中、雪どけが待ち遠しい大寒になりました。
この時期を暦の七十二候の漢詩では、「欵冬華」と
書いて「ふきのはなさく」というそうです。
「欵冬」は、ふきの古名で「冬を喜ぶ」という意味。
旧暦を意識して日々を過ごすことが日常では、
なかなかありませんが、冬らしい寒さ、夏らしい暑さを
感じるときは、いつも旧暦の季節の変わり目なのです。
東京の雪の天気予報でふと暦を見たら、やっぱり大寒でした。
11月後半から、北海道、青森、新潟といわゆる雪国での
仕事の日々を過ごし、寒さを覚悟して各地を訪ねましたが
いずれも寒さに対して万全な備えで日々暮らされているので
寒さを感じぬほど心地よく過ごさせていただきました。
しかし、一歩外へ出ると、なんと歩きにくいこと。
氷点下の北海道・美幌町の歩道は、まさにスケートリンク状態でした。
そんな厳しい寒さに比べたら東京の少しぐらいの寒さは、
冬の当たり前の寒さとして楽しまなければと思いました。
こんな寒い日には、「豆味噌・八丁味噌」を使った料理が
恋しくなるのは、尾張育ちのおかみだけでしょうか。
根菜たっぷりの豚汁や牡蠣やかしわの味噌鍋、大根の味噌炊きに
究極は味噌おでんなどなど。
http://www.tsuruken.co.jp/index.html
(名古屋の名物 味噌御田 つる軒さん。ここのおでんは、いろんな意味で絶品です。
行った人でなければ、わからない美味しさです。笑)
米味噌や麦味噌は、料理の基本として火を入れ過ぎないことと
いわれますが、豆味噌は、煮込めば、煮込むほど
大豆の旨みが生かされ、深い味わいが楽しめるのです。
寒さで甘みをました冬野菜と相性の良い豆味噌で
料理した温かい旬の食べものを食べることで
身体を芯から温めて、この寒さを乗り切り春を待ちましょう。
皆様も是非、豆味噌料理 お試しください。
By おかみ@堀田 雅湖(正子)