2010/1/9

春の気配をおすそ分け。。。。。

一年で一番寒い時期を迎えました。
凍てつくような寒さというのも東京などのビルの中で暮らしていると体験することもなく、この時期を過ごしてしまいます。
そんな街のなかにいても、冬一番の寒さの訪れを感じるのは、畑で寒さを越して、甘みがたっぷり増した大根や蕪、白菜、ほうれん草などを味わうときでしょうか。
そろそろ春の訪れが恋しくなりますね。

ここ数年実家で過ごすおかみのお正月は、親戚が集まって
まず、お茶(抹茶)を一服いただくことから始まるのが恒例です。
今年は、全国のお正月のお菓子をあれこれ揃えて目で楽しみ、
おしゃべりしながら、初春の訪れをみんなで慶びました。
まだお菓子やお茶は味わえない0歳の甥っ子から、いとこにおじ・おば、
今年○回目の年女を迎えた母までがそれぞれの好みを言いながら......
珍しい地方のお菓子を誰が最初に手を出すかで盛り上がったのは、
もちろんです。それらのお菓子をご紹介。

お正月のお菓子たち
お正月のお菓子たち

手前下から、縁起の良い初夢「一富士、ニ鷹、三茄子」にあやかって
山形・民田ナスの砂糖漬け「初なすび」、その上が静岡の「富士のこけもも」と初夢にちなだお菓子。
その隣が歌会始の御題「光」にちなんだ羊羹を3種、
ピンクと水色が鮮やかな「光の都」(京都・亀屋良長)、その手前が日の出の陽のようなオレンジの求肥で巻いた「聖光」(京都・亀屋清永)、一番右端の朝焼けの神々しい輝きを三色であらわした「朝光」(島根・岡三英堂)、
中央よりの羊羹2種は、今年の干支にちなんだもので春の景色を葛羊羹であらわし、虎が野をかけている様子を表現した「初寅」(京都・亀屋良長)、その下が力強い虎模様を表現した「寅の春」(京都・亀屋清長)。
最後は、今年の運勢を占うおみくじせんべい「辻占い 福寿草」
(石川・諸江屋)でまた、ひとしきり盛り上がりました。

辻占い 福寿草
辻占い 福寿草

家にいながらにして、日本のあちこちのお菓子を楽しみ、各地の話をしながら穏やかなお正月をみんなで迎えられたことに感謝しながら、一年の無事をみんなで誓った幸せなひとときでした。

おかみは、今年もどこへ出かけることになるのでしょうか。
様々な土地でいろんな方と出会えることがとても楽しみなおかみです。

by おかみ

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