2008/9/13

中秋の名月、芋名月に思うこと。

朝夕の風が秋の気配を感じさせてくれるのですが、
昼間は、夏に逆戻りという感じの長月ですね。

明日は、中秋の名月。
台風が来ているようなので、お月見は出来るのでしょうか?
私の田舎でのお月見の記憶といえば、
「蒸かした里芋」と「ういろう」がお供えでした。
ういろうは、雫型、皆様のご存知の形でいえば、
丁度、5月のお節句の粽の中身のような形です。
一般的に目にするお月見のお供えは、丸いお団子を
三方に高く盛ってお供えする絵ですよね。

私も実家を離れて暮らすまで、昔から当たり前のように
していた収穫をお祝いする行事や先祖を供養する行事など
季節ごとにいろいろある風習が一般的にテレビや本で
紹介される情報と自分の田舎や実家の風習の違いに
気づくことなく過ごしていました。
日本の中でも気候が違うので同じ中秋の名月のころでも
北と南では、収穫できる作物も異なるのが当たり前なので
行事食やお供えも違って当たり前。
いつでも、どこでも同じものが同じ時期に
食べることが出来る現代では、そんな違いに気づくことなく
過ごしてしまいますね。

おかみは、今年のお月見のために、
以前「おはなし・こみしょう」でお話いただいた
青森のあっぷるぴゅあさん(http://applepure.com/)から
在来種の大豆・毛豆「風丸」の十五夜セットをお取り寄せしました。
気持ち的には、「枝豆でお月見もいいな」と思ってのお取り寄せ。
枝豆のお供の月見酒は、何にしようかなと楽しみに。
今朝、届いた荷物を開けたら・・・・・
「風丸」とともにお供え用のススキや稲穂と枝付の「いがぐり」が
青森の秋をそのまま運んできてくれました。
うれしいサプライズ。お天気は、どうであれ
美味しい枝豆でお月見の宴が出来そうです。

もちろん里芋も用意します。
今回は、蒸かした里芋に都城の有機農法の梅農家
徳重さん
(http://www.koubaien.com/syohin/index.htm)
が自生の藪椿から作られた「椿油」と
美味しい塩で食べようと思っています。
この「椿油」は、ナッツオイルのようなコクがるのですが
味や香りにクセがなく、とても優しい香ばしさがあるのです。
あっさりした蒸し野菜には、ぴったりの相性です。

こんなことを書いていたら、
窓の外から町を練り歩く秋祭りの子供たちの
「ワッショイ、ワッショイ」の元気な掛け声が聞こえてきました。
都会でも田舎でも北でも南でも秋は、もうそこまできていますね。

皆様、お待ちかねの「おはなし・こみしょう」は、
現在日程調整中です。9月末から10月の中旬ぐらいには、
開催したいと思っています。
「おでかけ・こみしょう」は、11月の予定です。
いずれも詳細は、しばしお待ちください。

是非、皆様も秋の夜長をそれぞれの楽しみ方で
お過ごしくださいね。
ご機嫌のいいお月様をあちこちで見られるといいなと願いながら。。。。。

byおかみ

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